この参考書を3周した後、洋書YL（読みやすさレベル)1.0の壁を超え2.5まで楽にいけました。

2023/06/06

映画は見ていないのでぜひＤＶＤを借りて見たくなった。本は面白かった。

2023/06/02

高校を卒業して20年近く経ちます。それなりに読書はしてきたつもりです。しかし読んだ小説が読んだら読んだだけ忘れてしまいます。そんなときに出会ったのがこの本です。解説つきで、小説を読ませてくれます。つまり、この小説はこうやって読むといいよ、こんな文章構成ですよと、そうアドバイスをしてもらいながら読めるわけです。これまで、スラスラと読んで面白かったor面白くなかったしか感想がなかった自分が1つの文章を深く理解し、小説をより吟味できるようになりました。もしこれを高校時代に読めたなら、読む本も読んだ後の感想もまた豊かになったことでしょう。もちろん小説の読み方は個人の自由なのでしょうが、間違いなく読書力は身につきます。それが大人であっても、高校生であってもです。取り上げられてる小説もまた、素晴らしい小説ばかりです。

2023/06/02

世界的名作や、池澤氏が編纂した世界文学全集を読む参考になるかと思い、しかも、大学の講義録でもあるのでわかりやすいかと思い、手に取りましたが、形式的、表面的な話が多く、内面世界に入ってきません。その物語の、何がどう名作なのかの解説も足りません。読み方自体が難しい本もあるのに、メモをとりながら読んだり、家系図を書きながら読んだりする程度の話があるだけで、どういう読み方をすべきなのかのアドバイスも特段ありません。名作をどう読むか、何を吸収するかは、俺は教えないから自分で考えろと言わんばかりの不親切ぶりで、この厚い本を読むこと自体が時間と金の無駄だと思います。さっさと自分で名作を読んだ方が早いです。新潮選書では、たまにこういう本に遭遇します。

2023/06/01

ゴンブローヴィッチに続いてシュッツも登場！かつてこのあたりは集英社「世界の文学」の独壇場だったのだが最近は本ライブラリががんばっています。「クレプシドラサナトリウム」は２０年以上昔に映画を観にいった縁で読んだもので久々に再読。ゴンブロ、シュッツとくれば、次はどうかんがえてもドノソ「夜のみだらな鳥」をださないといけないでしょう。

2023/05/30

ポー、フォークナー、ヘミングウェイ、サリンジャー、カーヴァーなど、有名作家の名前が並び、扱われる短篇にも既読のものが多かった。しかし、本書の読み解き（講座が元になっているため、語り口は柔らか）をたどっていくと、自分には作品がほとんど「読め」ていなかった、と気づかされる。アメリカの歴史と社会についての深い知識に裏打ちされた著者は、一見すると何気ないような小説の細部にも目を行き届かせ、表現の巧みさや、アメリカが抱える問題を浮き彫りにしてみせる。短篇小説を読む新たな楽しみを感じさせると同時に、アメリカのありようについて学ばせてくれる、タイトルにある「教養」を体現する良書。

2023/05/27

小学校の図書室をまるごと手に入れたような気分。遠い昔、図書委員の上級生に読む本を選んでもらったのを思い出しました。集録作品の数は、当時実際に借りた本より多いはず。持っているだけで幸せになれそうです。

2023/05/23

はじめて読む作品が多く、すごく印象的だった。ただ解説が説教臭く、クィアや解説者の価値観を押し付けてきて嫌な気分になった。小説は作者と読者の個人的な会話であり、解説者の考えはあくまでも執筆の背景や見所の紹介に留めるべきだと思う。

2023/05/23