この本は象牙の塔の住人には書けない。同時に現場真っ只中の人間にも書けない。現場に生き、そこから離れて俯瞰的に考察した人間にしか書けない本である。1人の人間の真摯な生き様がそこに見える、愛おしい本だと思う。例えば、英国に留学した学生が、部屋に戻ると勉強の合間にひたすらyoutubeでお笑いを見ていた。ベルギー人の留学生が、日本人は言葉や外見では階級がわからないと言った。最近マツコ・デラックスが出てる番組をつい見てしまう。そういった様々な不思議にこの本が答えを与えてくれる。「パロディーは倒すべき対象がいなくなったときに、その存在意義を失う」という一節が身にしみた。今、日本の多くの制度・文化が、すでに存在意義を失っていることと無関係ではない。また、「冥界性」という言葉にも共感した。どんなものであれ、生き生きと面白いもの・人は死と隣り合わせというか、徹底した、どこかそのような気配がある。生と死は表裏一体であることを感じさせる。この本の著者も然り。言葉は母子感染する不治の病いのようなものだと思う。これを引き受け、自分の一部とし、共存するしかない。これが「生活ことば」であろう。これなしにはわたしたちは物事を考えることどころか真っ直ぐ立つことすらできないかもしれない。ただし、これは生ものだから、腐りもすれば変質もする。だから生ものでない、つまり面白みのない人工的なメタ言語を作って、数学とか、論理とかにはそれを使う。何か新しいシステムを立ち上げるときにも使う。それらを自分の身体を通して再び自分の「生活ことば」に翻訳し直すこと、それが「わかった！」であり腑に落ちるということなのだと思っている。「生活ことば」は、わたしたちそのものでもある。鋭い眼差しでテレビとお笑いの世界を見つめ、的確に分析し、ケッタイな生きもの＝人間を語り、生きることを語る、この本が書かれたことをとても誇らしく思う。

2023/06/06

文字がとても小さいです。老眼の私には、各選手の年度別成績情報はほぼ読めません。情報がたくさん載っているので読み応えはあると思うのですが、ハンディ版は年寄り向けではないかなという感想です。

2023/06/02

内容は非常に興味深く、今まで気にしていなかった体のつくりを教えられます。ただ少し、表現方法が退屈で飽きるので、少しずつ読むか、気になる箇所だけ読むと良いでしょう。

2023/06/02

書いてあることは科学的な裏付けがされていることがほとんどなので、信頼性は高いのだとは思いますが、自分(の信念)とかみ合いませんでした。仮に科学的な裏付けがされているとしても時代によって科学的に言われていることや根拠も変わってきてしまうと思っていますし…。実際に人生が思い通りに行くのであれば(この本は)もっと売れていて、もっと名が知られていていいはずだというのが、自分がこの本を拒否する根拠です。結構(実践の)敷居が高いと思います。

2023/06/01

今まさにトップアスリートとして行動

2023/05/30

大変お世話になっている方が長年悩まされていたイップスを攻略できればと思い購入しました。以前より良くはなられたので効果は、あったと思います。

2023/05/27

幼い時から清原氏が好きだった。見た目は、強面で威圧的だが中身は繊細で弱くて、読んでいてとても人間らしいと思った。男のプライドを人一倍強く持っていて、自身の弱みを見せれないという弱さを持ってると感じた。一旦道を間違えたが、輝きを取り戻して欲しい。

2023/05/23

前作「覚醒の時」が素晴らしかったので期待していましたが、今作は値段は倍になったのに、内容は半分になったという感じでがっくりしました。「覚醒の時」がソチまでの羽生結弦選手の道のりがオフアイスなどの映像も折り混ぜて網羅されている感じだったのにくらべると、こちらは4年間分の、クリケットでの公開練習とインタビュー、マイルストーン的な演技だけを集めたという感じで、限りなくシンプルな構成です。本編映像は、ショートが「バラード第1番」、フリーは「オペラ座の怪人」、「SEIMEI」、「Hope &Legacy」のみ。他の演技のダイジェスト映像や表彰台やエキシビのシーンなどはありません。羽生選手にとってソチから平昌までは、度重なるケガや病気との闘いに打ち勝ちながら、血のにじむような努力で壁をよじのぼってきた4年間でした。もちろん、お涙頂戴的なドラマチックな演出などは望んでいませんが、演技の映像だけではユーチューブ動画を見ているのと一緒で、全体に説明不足だと思います。その時の状況や経緯がわからないとインタビューの内容や、羽生選手の演技の凄さについて理解できない部分もあると思うので、テロップなどできちんと羽生選手のその時の状況を追っていくべきだったのでは。ずっと応援しているファンが満足し、また、平昌からのファンやライトなファンなどにとっても分かりやすく必要な情報を入れて、これぞ羽生選手の4年間の記録だというのを作ってほしかったです。以下は羽生選手の演技を見るときに、これくらいの情報は入れてほしかったという最低限の捕捉情報です。2014-15シーズン衝突によりケガした中国杯2位。（説明のみ有）HNK杯でケガの影響と前回のトラウマで4位（無）GPFではリベンジに燃えてのバラ1で、気合が入り怖い顔フィニッシュ（動画）オペラ座前日の評判を知っていて最後は転んでもほぼノーミスでニコニコ（？）優勝（動画）全日本では、お腹痛そうにしつつ勝ちを確信の一番ポーズで優勝（SP、FP動画あり）尿膜管依存症のため、翌日はエキシビを棄権して入院。（無）病気療養後、世界選手権で復帰して準優勝。（無）負けた悔しさと優勝のハビエルへの祝福が入り混じって泣きながらハグ。平昌でのハグとハビへの"I can′t do it, without you."という言葉はこれがあってこそ。（演技以外のこういう映像を期待していたのだが、なぜこの映像を掲載しないのか。）2015-16金メダル奪還にメラメラ燃えてシーズンインしたが、初戦カナダで復活したパトリックに負けて準優勝。（無）再び挑戦者魂に火が付きまくる。前回よりもジャンプの構成難度をあげて臨んだNHK杯とGPFで、ショートもフリーもノーミス世界最高得点で優勝（動画）全日本では調子を落としながらも優勝するが、実はこの時点で足のケガあり。周りに公表していない。（動画）世界選手権に出場して準優勝。（無）ワールドのエキシビ「天と地のレクイエム」（特典映像）を終え、リスフランじん帯を損傷していたと公表。アイスショーなどをキャンセルしてケガの療養へ。（無）2016-17療養明け。高難度ジャンプを組み込み、さらなる世界最高得点更新と優勝を狙う戦略。SPのレッツゴークレイジーとFPのHope & Regacy。NHK杯で、世界初4回転ループを成功させて優勝（FPのみ動画）その後の試合はパーフェクトもできず、自身の持つ世界最高得点はなかなか更新ならなかったが、世界選手権でようやくFPがパーフェクトで、世界最高得点更新と金メダル奪還（FPのみ動画）。2018-19オリンピックシーズンさらに最高難度構成に挑みたい羽生選手と、そこまでは必要ないとするコーチ陣とやや意見を異にしながらシーズンイン。ロシア杯で最高難度の4回転ルッツを組み込み優勝（FPのみ動画）NHK杯の練習中に、4回転ルッツの着氷を失敗して負傷。療養のため以降の試合をキャンセル。ぎりぎりの状態でオリンピックへ。オリンピック（動画）

2023/05/23